2013年11月23日土曜日

思い出のあるモノ




















毎年お誕生日を楽しみにしている彼は、


今年は、
「ボク、お誕生日にパパと同じ靴が欲しいなぁ。」



と言いました。



今度時間をとって、

いっしょにその靴を売っているお店に行き、

実際に履いてみて、

どれがいいか、自分の納得いくものを選び、

その気に入った靴をプレゼントしてあげようと思っています。



今の時代は、インターネットでポチっとすれば、
何でもモノが買える時代です。


もちろん、忙しい人にとってはとても便利です。



でも、なんだかとても味気ないように思うのです。



例えば今回のこと。
いっしょに買いに行くという出来事は、
彼のお誕生日のまた一つ思い出になります。


その靴を履く度に、いっしょに買いに行った楽しい思い出が蘇ることでしょう。


私自身がそうだったように。


モノは、そうやって命が吹き込まれるように思います。


私たちの身の回りは、たくさんのモノに囲まれていますが、
こんな風に一つ一つのモノにそんな愛しい思い出があれば、
そのモノをとても大事にし、
簡単に捨ててしまうことなどできなくなると思います。



忙しい毎日ですが、
こんな風に、
丁寧に、
子どもたちに伝えていきたいと思っています。


大切にしていきたい一つの行事です。


近藤崇



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