子どもといっしょにクッキーを作りました。
妹が風邪を引いているので見舞いにしようと。
なかしましほさんのレシピのクッキーです。
本を見せて好きなのいいよと言ったら、きなこのクッキーを選びました。
材料は小麦粉、きなこ、きび砂糖、菜種油。
シンプルなところが気に入っています。
粉を混ぜて、丸く型をとって、焼くだけ。
爪楊枝で顔を書いてました。
子どもとのこういう時間をとても大切にしています。
自分からやりたいという気持ち。
誰かのために作ってプレゼントしてあげたいという気持ち。
どんなクッキーにしようかワクワクしながら作る気持ち。
先日こんなことを知りました。
幼いうちから面白くもない勉強を強制され、
ペーパーテストの世界にさらされた子どもたちは、
きわめていびつで「生きる力」の乏しい大人に育っていく。
これは、「人間性教育学」の系譜に属する偉大な教育者達が
みな、口を揃えて言っていることであると。
小さい頃から英語ができる、計算ができる、文字が読める、
そんなことは、人間形成にほとんど意味をなさない。
むしろ、徹底的に遊び尽くして満足した子どもは、
必ず学習意欲が高まるときがくる。
そのときに、自ら学ぶと、通常の数十倍の効率で学習するのだそう。
小さい頃は、そんな知識を得ることにやっきになってはいけない。
むしろ、その時間を、遊びと創造に道を譲るべきだと。
人間は、それぞれの時期にふさわしい能力を、
ひとつひとつレンガを積むように取得していくのが自然である。
私もそう思います。
知識を詰め込んだり、無理矢理興味のないことを教えて覚えさせたり…
苦痛以外の何者でもない。
大人である自分がそうだ。
好きなことには夢中になれる。
そのときこそ、本来の力が発揮できるというものだ。
子どもたちにも、そうであってほしいと思うから、
例えばこんな風にやりたいと思うことを
のびのびやらせてあげたいと思う。
長くなってしまったので、続きはまた明日。
近藤崇
近藤崇
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